渡る世間は主婦ばかり

この8月末を持って　20年あまり勤めた職場を退職した。
なんの後悔もないが　なんとも言えない寂しさが湧く
職場の同僚や上司に挨拶をしながら、明日からの我が身はどうしたらいいんだろう？
っと考えていた。
家に居ることになってもすることはいくらでもある。
そうだ。子供と向きあおう。
そう思い　子供たちと昔話をしていてフッと気が付いたことがある。
私が勤めに出たのが　下の子が3歳だ。
それまでは子育てに専念したため、たくさんの思い出がある。
ところが勤めに出だしてからの思い出は、家族旅行、行事しか出てこない。
学校でこんないじめを受けて泣いて帰ってきた時、お兄ちゃんがこうしてくれたとか
こけて怪我した時、お兄ちゃんがうがい薬を塗ったとか
そんなちょっとした笑い話みたいなものが私には無いんだ。
ここまで成長したこんにち、私は子供たちの何を見ていたんだろうか？
自分では勤めをしていても、子供のことだけは手抜きしてないと
自負していたのだけれど・・・・
朝早く起きて弁当も休まず入れた。
参観日もほぼ出席した。
クラブの大会もほぼ見て来た。
医者にも、婆さんを頼らず、私が連れっていた。
職場に何度も頭を下げ　子供たちに費やした。
でも・・・私の知らない彼らがそこに居た。
今からでも間に合うだろうか・・・・？
そう思い　今はできるだけ子供達といようと思う。
ちょっとうるさがられてはいるが、私の自己満足が満たさられるまでは
くっついていよう。
むむ？　私の考えはまた間違ってるか？　　まあいいか（笑

退職理由は介護　婆さんにもちゃんと私の時間をあげます。

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